プーアール茶というと、中華料理の際に一緒に飲んだことがあるという方や、ダイエットにいいと聞いて飲んだことがあるといった方が多いのではないでしょうか。
それ以外に飲んだことがある方でも、独特の少し舌に慣れぬ風味が残るお茶だという認識の方もいらっしゃるでしょうが、実はこのプーアール茶、原料は日本茶としてよく飲まれる緑茶が原料となっています。
紅茶も緑茶を発酵させたものだということは有名ですが、プーアールについては何故かさほど知られておらず、そういった種類の中国茶が減量だと思われている方も、少なくないようですね。
このプーアール茶、そのお茶の中でも分類がありまして、生茶といって生産されてからまだ日が浅いものをさすこともあるのですが、有名なのは、レンガのようにカチカチに茶葉を固めた餅茶(茶餅と表記することも)です。
中華料理屋や、中国に旅行に訪れた際に、お土産屋さんで茶葉を丸い形にぎゅっと固めたものを、勧められたり、見たことがありますでしょうか?
それが、プーアール茶をぎゅっと固めた餅茶です。
ごく稀にお土産などにもらったけれど、あまりに固くてどうやって飲めばいいの!?となるほどの代物ですが、実はこれ、本場では専門の道具があり、削って普通の茶葉状に戻して飲むのが正解です。
しかしながら、一般家庭にはそんな専門道具はありませんので、もし今後も餅茶を飲み続けるというのでなければ、家庭に常備してある大工道具を使って、のこぎりでカットしたり、カットしたものをトンカチで細かく崩すのが、最適な方法かもしれません。
このお茶は、熟成するほど風味が高まるということで、一時は投機対象ともなり古いものには何百万円という価格がつけられた事もありました。
しかしながらその、投機ブームは2008年に暴落と言う形で終了し、現在は投機ブームが落ちる前の価格に安定しています。
このブームのきっかけは、長い年月の手間がかかるというお茶の製法が、中国の毛沢東思想にあわず、高級な茶葉関連が台湾に流出してしまったというのも、原因の一つだとされています。
日本人にはなじみの薄いお茶なので、購入時に注意をしたいのは、安物を高値で売りつけられないようにすることです。
一見カチカチの茶餅でも、中を開けると中心部や内側は細かい茶クズで固められている…なんて事もあるので、高値で購入する時は、きちんと信用できるお店で、可能でしたらお茶にラベルなどが貼られているかなども確認してから購入しましょう。
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